― 27歳の女性の患者さまより是非宣伝に協力したいと4月にメールをいただきました。
東京では梅や菜の花が咲きはじめました。
春ですね。
春というと、なんとなくウキウキしてしまう季節ですが、花粉症持ちにとってはゆううつな時期でもあります。
5年前、大学卒業の年の春に花粉症になってから市川仁生堂に出会うまで、わたしもぱっとしない春を過ごしていました。まず、目、耳、のど、鼻がかゆいことかゆいこと。次に、とまらないくしゃみ、脳みそがとけているのかと思うくらいのハナミズで、一日中ちり紙を手ばなせません。さらに、とりあえずと市販の薬を飲めば、今度はモウレツな眠気におそわれます。集中力が低下して、仕事をするにも勉強するにも能率が上がらず、遊びに行くにも、ひっつめ髪にマスクにメガネではなんだか楽しくないですよね。
この花粉症と毎年付き合っていかなければならないのかと思うたびなんで花粉症、なんてものがこの世にあるんだ!! と怒りの毎日でした。
こんなわたしが市川仁生堂と出会ったのは、3年半程前でした。もともとは生理痛などのお薬を作っていただいていたのですが、春先に「花粉症の薬ってありますか?」と聞いてみたのです。-即「できますよ」とのお答えでした。しかも、「うちの薬を2年も飲めば、だいたい治りますよ」とまでおっしゃってくださったのです。花粉症に特効薬なし、とあきらめたいたところでしたから、「やったー♪」とさっそく作っていただくことにしました。その場で、冷え性か否か、刺激の強い食べ物が好きか等々、様々な点について問診をした上で、わたしの花粉症の薬が出来上がりました。 この時、先生は薬の即効性について保証してくださいましたが、実はわたしはあまり期待していなかったのです。確かに、以前からつくっていただいている生理痛の薬で、毎月の生理痛はかなり軽くなっています。でも、花粉症のくしゃみやハナミズ、各部のかゆみが、即おさえられるなんてホントなのかなぁ、 「マイルドな効き目」が漢方薬の特色じゃない?と素人考えでいたのです。 だから、飲み始めて驚きました。 朝、出勤前に薬を飲んでおくと、通勤中、くしゃみもハナミズもかゆみもありません。もちろん、マスクは必要ありませんし、コンタクトレンズも入れられます。そのまま仕事に入り、お昼くらいまで効き目が持続します。お昼前に2回目の薬を飲むと、夜まで、夜寝る前に飲めば、朝まで快適に過ごせました。もう、ほんとうにうれしかったです。
さらに、漢方薬のいいところは、市販の薬を飲んだときのように、鼻の中がカサカサに乾いてしまわないこと、そして眠くならないところです。特に後者の点は、仕事を持っている人や受験勉強中の人にはありがたい効き目ですよね。こうして花粉症発症から3年目の春は、1日3回(花粉が大量に飛んでいる日は、1日4回飲んだこともありました)の漢方薬でたいへん快適に過ごせたのです。
そして、4年目の春、また驚きました。
3年目のときは、きちんと1日3回飲んでいたのですが、この年は、1日1回か2回で花粉症の症状が抑えられたのです。
つくっていただいた薬が花粉症の時期が終わっても飲みきらずに残ってしまったくらいです。
ホントに治ってきているんだ・・・、と実感できました。
そして、5年目の春がやってこようとしています。
今年は大量の花粉が飛ぶとのことですが、今のところ、わたしは2日に1回以下のペースで、花粉症の症状を抑えられています。去年の薬を先に飲んでいるので、まだ今年作っていただいた薬が手つかずで残っているくらいです。(余った薬は冷凍庫に乾燥した状態で保存しておけば、次の年にも使える、と先生に教えていただきました)
あまりにすばらしいので、慢性鼻炎で花粉症の妹にも勧めました。
妹も問診の上、薬を作っていただきました。当たり前ですが、私の薬とはにおいも味も違います。
効き目はわたしの場合よりゆるやかなようですが、 長年お医者に通っても治らなかった鼻炎が徐々によくなってきているようです。「物の臭いがわかるようになった」なんて言っていました。
わたしの場合は感動的に(これは大げさに言っているのではなく、全くの実感です)薬が効いたのですが、このような効果が例外なく万人に生じると言ったらたぶん嘘なんでしょうし、先生もそんなことおっしゃらないと思います。でも、そのために市川仁生堂では、個人個人問診の上、薬を調合してくださってます。
これを読んでくださっている方も、ご自身に合う薬に出会えるかもしれません。花粉症は漢方で!
一度、ご相談なさってみてはいかがでしょうか。
― 現在この女性は完治していて、漢方は飲んでいません。